彼氏は芸能人!?
もう一つは、
目覚まし時計だった。

「目覚まし時計壊れて、
今大変なんです。」

「じゃあ?どの様に?」

「携帯で起きています。」

夏休みの時だった。
いつもより少し早く着いて、
琴ちゃんの支度を
待っている時だった。

「すみません。」

「いいえ。」

「マネージャーは大変な
職業ですよね。」

「ええ。好きで無いと、
全く続きません。」

「勿体ないです。」

「何がですか?」

「来栖さんがマネージャーを
している事がです。
輝君より格好いいのに、
何故マネージャーなのか、
いつも不思議に思うんです。」

音さんの笑顔に、
俺はずっと見たいと、
初めて感じた。
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