彼氏は芸能人!?
「慎吾はね。
昔付き合った女性は、
いないだと言ったんだ。

けどね。
女性を抱いた事はあると、
思うんだ。
あんな年で、
1度も経験は無いなんて、
おかしいからね。」

真弓は笑いながら、
私に話しかけてきた。

「慎吾が大学を卒業するまで、
奨学金を貰っていたみたい。
そして、
誕生日もクリスマスも、
誰とも祝った事が無いと、
聞かされた時、
正直私は戸惑った。

けど、私は慎吾に対する、
気持ちが大きかった。
彼を私の手で、
幸せにして上げたいと、
感じたんだよね。」

「凄いよ。真弓。」

「そっかな?」

「そうだよ。」

私は真弓に近寄って、
真弓の腕を組んだ。
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