僕は僕に恋をする
「つまりね。この世というのは4次元の壁を隔てていろんな世界が平行に存在するのよ♪」

(?!)

「んー僕には難しいかなぁ~^^;」

「んとね。一冊の分厚い本を想像して^^その一ページ一ページがそれぞれ現実の世界なの。そのページが無限に存在するわけ^^」

「ページそれぞれにはそれぞれの現実がありその世界の時間が過ぎてるの^^そんでね。ちなみに1ページと2ページとはそんなに違いがないのよ^^v」

「ほんの少し隣と違うだけ♪例えば隣の世界は晴れだけどこっちは雨とか。こっちの世界の僕のクツ下の色が違うとか。そんくらいのささいな違いしかないの^^」

「つまりページの間が離れれば離れるほど違いが多くなるわけね♪」

「その平行する世界にはこの世界と全く同じでただ一つ違うのが僕が女って世界も存在するのよ^^つまり想像できるあらゆる可能性が世界として存在するってこと!」

ピコちゃんは一呼吸をしながら僕をニヤニヤ見下してる

「ちょっと一つ聞きたいんだが」

と僕は一番疑問に思ってることをこいつに尋ねた

「なにかしら?^^」

ピコちゃんはまるで満腹のカピパラの様な顔で言った

「これ…ジャンル恋愛だよな?」



つづく
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