美人カフェ“BLUE BIRD”
「あのっ・・・。MinAって、ホントにホントに、美人じゃなかったんですか?」

ばく。

アイスを綺麗さっぱり口の中に収めたセイさんが、私の方を向いて言う。


「そりゃあもう、ああなるまで俺たちってば色々な手を尽くしたワケ。言えないコトの方が多いくらいに。」


さっきまでの極上天使スマイルはどこにっ!?


というくらい、極悪ブラックスマイル・セイさん。


何故か背景に、魔界が見える・・・。


でも。


「私も、MinAみたいになれますか・・・?MinAみたいな、美人に。」


そうなれるなら。


私、耐えて・・・成長してみたい。


『美人』に。
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