美人カフェ“BLUE BIRD”
そもそも椿に会わせたのは誰だっけ。って俺か。
「ま・さ・か!遊びだなんていいませんよね!」
マジ眼だ。怖っ・・・。椿も怖いが、コイツも怖い。
「アンタは・・・考えたことある?ここにいるたくさんの人、残らずいつかは死ぬっていうコト」
「はっ!?」
なんでだろう、センチメンタルになったりしてる?
俺が抱える、根源の恐怖。
「俺はとある医者の息子でさ。んでもって小さい時から容姿にも恵まれてて、実の母親は『世界を広げるため』って俺をお子様モデルにして、俺は要領はいいし頭もいいし容姿はこの通りずばぬけてるから、けっこう売れっ子だった。」
「なんか、自分をほめまくってません?」
「でもさ、実の母親が病気であっという間に亡くなったり、・・・身長がのびなくなって
所詮お子様モデル止まりだった訳。悩んでる思春期に後妻さんが来て、子どもも産まれて・・・周りちょっと、後継者争いっぽくなったりしたんだよね。でも、俺は天才的な頭で医大もストレート。このまま父親の跡を継ぐのは俺だって、誰もが思ってた。俺もね。」
傍らの女は言葉を失ってる。歩きながら言うにしては、ちょい重?
でももう、止まらないんだ。
「そーんな希望あふれる医大生が、いよいよ解剖実習となりました。でも、目の前で解剖する死体は・・・魂なんてヒトカケラも見当たらない『物』で、臭いがして、・・・急に、怖くなったんだ。動いて、息して、楽しそうにしてるみんなみんな、いつかはいなくなるということが。そんな状態に、日常的に接する医者になるって事が。」
いつか死ぬこと。例外もないこと。この身体が動かなくなる。それはいつかわからない。
怖い、怖い、怖くてたまらないんだ-・・・。
「その日を境に、優秀な医大生は休学して、遊びほうけて・・・モデルの仕事を再開してみたりしたけど、こんな背が低いモデルの需要なんてないしさ。なんかウロウロしてたら、ヒトミ兄に拾われたんだ。」
こんな、情けないこと。
マジに、話せるかっつーの。
「ま・さ・か!遊びだなんていいませんよね!」
マジ眼だ。怖っ・・・。椿も怖いが、コイツも怖い。
「アンタは・・・考えたことある?ここにいるたくさんの人、残らずいつかは死ぬっていうコト」
「はっ!?」
なんでだろう、センチメンタルになったりしてる?
俺が抱える、根源の恐怖。
「俺はとある医者の息子でさ。んでもって小さい時から容姿にも恵まれてて、実の母親は『世界を広げるため』って俺をお子様モデルにして、俺は要領はいいし頭もいいし容姿はこの通りずばぬけてるから、けっこう売れっ子だった。」
「なんか、自分をほめまくってません?」
「でもさ、実の母親が病気であっという間に亡くなったり、・・・身長がのびなくなって
所詮お子様モデル止まりだった訳。悩んでる思春期に後妻さんが来て、子どもも産まれて・・・周りちょっと、後継者争いっぽくなったりしたんだよね。でも、俺は天才的な頭で医大もストレート。このまま父親の跡を継ぐのは俺だって、誰もが思ってた。俺もね。」
傍らの女は言葉を失ってる。歩きながら言うにしては、ちょい重?
でももう、止まらないんだ。
「そーんな希望あふれる医大生が、いよいよ解剖実習となりました。でも、目の前で解剖する死体は・・・魂なんてヒトカケラも見当たらない『物』で、臭いがして、・・・急に、怖くなったんだ。動いて、息して、楽しそうにしてるみんなみんな、いつかはいなくなるということが。そんな状態に、日常的に接する医者になるって事が。」
いつか死ぬこと。例外もないこと。この身体が動かなくなる。それはいつかわからない。
怖い、怖い、怖くてたまらないんだ-・・・。
「その日を境に、優秀な医大生は休学して、遊びほうけて・・・モデルの仕事を再開してみたりしたけど、こんな背が低いモデルの需要なんてないしさ。なんかウロウロしてたら、ヒトミ兄に拾われたんだ。」
こんな、情けないこと。
マジに、話せるかっつーの。