美人カフェ“BLUE BIRD”
「ところでミナさん、料理は?」

「あ、ハイ、まあ一人暮らしで困らない分には。」

「ああ、そうですよね。じゃあ、レパートリーを増やすことを主眼におきましょうか。」

「はい!」

・・・やっぱり、ここはMinAとはぜんぜんちがいますね。

料理なんて「したことないし」と言って、お米を洗剤使って研いだのには驚きましたっけ。


「じゃあまず、これはどうですか。」


「・・・・・・・・・・・ッ!かわいいですぅぅうううぅう!」


私がミナさんに差し出したのは、ピンクにレースがあしらわれた可愛らしいエプロン。

「こういうの、好きかなと思いまして。」

「はいっ!」

ウルウル涙目。こういう表情も可愛らしいですね。


「さて、俺はもうねよーっと。」

夜のアイスを食べ終えたセイが、わざとらしく去る、その時に。


「気をつけてねヒトミ兄。もしかしたら、俺たち兄弟にとって・・・爆弾になるかも。」

小声で私の耳元にささやいたのは、なんででしょうね?
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