美人カフェ“BLUE BIRD”
「貴女で…何人めでしょうか…。」

コタローが今どうしているのか、確かめたい。

そんな私の不躾な訪問に、穏やかに対応してくれたのは、コタローの『兄』と名乗る人物だった。


黒髪のコタローとは似ても似つかない…強いていうなら、上品さが共通するぐらい。

噂では、コタローはここで他の2人とルームシェアして暮らしているらしい。

なかなか素敵な洋館…ルームシェア、というよりホームシェア?そんな感じ。

「何人来たって同じだよ、ヒトミ兄。」

窓際に佇んでこちらを見ていたのは。


羽根がないだけで、あとは天使そのものの男…の子。
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