美人カフェ“BLUE BIRD”
「もちろんですよ。」

ヒトミ店長さんの頷きに、私は涙が出てきた。

ーあの子って、何考えてんだかわかんないよね。

ー存在感なさすぎだよね。

ー女捨ててるよね。
違うちがうチガウ。私だって意志はある、好きな人だっている、私だって…!


男の人とだって普通に話せる、誰からも好かれる“女性”

そんな人になりたい。

そんな『美人』に。
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