いっぱいのありがとう
「えっ・・・何?」
私はその高校生の人の腕をつかんでいた。

「あぁ・・スミマセン!!なんか自分でもよく分かんないんですけど・・」
何、言ってるの!?私。
自分でやっといて。

「おーい!雅也!」
遠くから明るい声が聞こえた。
後ろを振り向くと私が腕を掴んだ人と同じ制服
を着ている人がこっちに向かって手を振っていた。

「あれ?誰?知ってる子?」
男の人が私の顔を見てきた。
そこそこのイケメン・・・。

「あの!スミマセン。失礼します」
私はもう恥ずかしくて行こうとしたら今度は
私が腕を掴まれた。
え・・・何?

「どうかした?雅也に用なんでしょ?」
後から来た人が優しく聞いてくれた。
少し黙っていると私の腕を掴んだ人が紙を渡してきた。



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