空がほしい
楓と健二はクラスは別になった。
楓は二組に、健二は五組にそれぞれ入っていった。


楓はそんなに、緊張しなかった。友達をつくるのが苦手なタイプではないから。


席は窓際の一番後ろ。
「ビミョー」それしか感想がなかった。


クラスには同じ中学の友達もいて、挨拶をして席についた。


楓は隣の席が気になっていた。漫画とかではかわいい女の子が隣という展開がよくある。
楓も期待して隣の席を見た。



期待はずれ。しかも男だ。

結構かっこいい男。なんかちょっとくやしかった。どこかで見た事があるような気がする。


「よろしく。」
笑顔で話かけられた。


ちょっと驚いたけど、「よろしく。」と笑顔で返してやった。
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