Love and you
Chapter 3 Eternal triangle


「朝ごはん・・どうする?」


「あ・・いただきます」


まだ寝ぼけ眼の渡辺健人。

来客用の歯ブラシを手渡し、キッチンへ向かう。



「あの・・亜紀さん」

「ん?」
洗い終わった野菜をお皿に盛りつけながら渡辺健人へ視線を向けた。


「スッピンの亜紀さんもきれいっす」


プチトマトがあたしの手元から離れる。


「お風呂も借りちゃいますね~」


次に出る言葉も待たぬまま、というか
呆気にとられてる私の顔をおもしろがってる風にしか思えない。


真面目に対応していたら、私の寿命がどんどん縮んていく気がする。



落ちたプチトマトを洗い直しながら、そんなことを思った。




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