魚住の生き方
三度目に魚住が現れた時は一人だった。もう閉店間際で、お客さんも少なくて、今日もこれで終わりかなと思っていた時だったから、その姿を見て、私はドアの前まで走り寄って、魚住に飛びついた。私は魚住の腕を取って中に入れたけど、もう、何処かで飲んできたらしく、足もとはふらふらで、ソファーに座ると、大きなため息をついた。
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