魚住の生き方
「これ」って言って魚住が差し出したのは、潜望鏡みたいなやつで、それを使って模型を覗くと、まるでその場に立って家を眺めているように見えた。私達は顔を寄せ合って、その潜望鏡みたいなもので交互に見たんだけど、魚住のあたたかい手が私の冷えた手に触れるたびに、私は、下着下着と思った。
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