魚住の生き方
何人かの同級生と先輩から、告白された。何故かいつも、夏だった。季節性のインフルエンザみたいなものだ。発熱して一気に覚める。彼らが私を好きになる理由は一貫していた。綺麗な顔。そして私の態度も一貫していた。全て無視。それがどれほどの愛情であっても、私には、それを手にとるだけの勇気がなかった。
< 64 / 110 >

この作品をシェア

pagetop