魚住の生き方
高校生の最後の冬休み。その出来事は起こった。お正月で、家には父も母も居なかった。親戚のあいさつ回りにでかけていたのだ。私は久しぶりに帰省した兄と二人きりだった。兄は大阪の大学に進学し、弁護士を目指していた。
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