魚住の生き方
中は魚住の家の間取りと一緒だった。玄関を開けたらすぐに台所があり、奥に六畳の部屋があり、その横にまた六畳の部屋がある。私と魚住が寝た部屋だ。でも、中身は全然違った。絶望的に散らかっていた。足の踏み場もないほどに。でも大家さんは全然気にしていない様子だった。台所の奥にある部屋に通され、ちゃぶ台の上にあるものを右によけ、ちょっとだけ空間を作り、今まであったものは、そのまま床に置かれた。片付けるという概念がないらしい。
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