+destiny+


彼は嬉しそうにあたしに言った。


『その笑顔…』


「え?」


『うぅん、何でもないです』


「そうか?そ、こいつの名前はハル」


『ハルくん…』

「おぉ…」


『あの、またハルくん見に来ていいですか?』


あたしはつい勢い良く言ってしまった。


あたしの言葉に彼は驚いている。


「いつでも」

『ほんとですか!』


あたしが笑顔で言うと彼は笑顔で返してくれた。



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