+destiny+


「おぃ…い…」


彼の声が聞こえる。


これは夢なのかな…。


「おい…」


そして、あたしは彼の声で目が覚めた。


ここ…病院。


あたし…どうなったんだっけ。

そうだ…彼のマンションに行って

そこで倒れたんだっけ。


あたしの横には点滴がある。



ドアの向こう側からかすかに声が聞こえる。



病院の先生と…ママかな。



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