平凡少女の憂鬱
「瑠衣、今日のお菓子は何!?」
ドアから目を輝かせた凛が入ってくる。
そういや、凛も甘党だったな。
そんな凛の様子を見て、ヤバいと連呼している俺達の奴隷。
「あー、一応ケーキ。」
「どこ!?」
「・・・それがさ、もうないんだわ。」
「・・・・は?」
部屋に訪れる沈黙。
「ないって・・・どういうこと?」
その沈黙を破ったのは凛だった。
「全部食っちまった。」
「はぁ?」
・・やばい、凛の背後に真っ黒なオーラが見えんだけど。