平凡少女の憂鬱
「ねぇ、誰が食べたの?僕のケーキ。」
完全な作り笑顔で聞いてくる凛。
「・・・・・。」
俺は無言で奴隷の方を見る。
「ふーん、奈美ちゃんが食べたんだぁ。」
「ひぃ!!」
アイツが俺に視線を送ってくるけど、無視。
俺はちゃんと止めたからな。
それを聞かなかったアイツが悪い。
それに、とばっちりを食らうのは嫌だからな。
俺は凛達に背中を向ける。
お仕置きが終わるまで待つか、そう思った。
だけど、気が変わった。
今回だけは特別だ。