平凡少女の憂鬱
「ねぇ、早く覚悟決めなよ。」
無表情な凛君はとっても怖いです。
いつも笑顔な天使君は何処に行ったんでしょう?
「・・・・・えっとぉ・・。」
言葉がしどろもどろ。
たかが呼び捨てなのに、なんでこんなに言うのに抵抗あるんだろう。
自分でも分からない。
「あのさ凛、もう時間遅い。」
この状況で何を言うか、瑠衣君よ・・・。
でも、今の私にとってはかなりの助け船。
「あ、ほんとだ。」
瑠衣君の言葉に、自分の携帯を見る凛君。