平凡少女の憂鬱


奈美ちゃんを送ってからの帰り道。


奈美ちゃんがいなくなって少し静かになった僕達。




「なぁ。」




「んー?」




瑠衣が何を言いたいか僕、予想できるよ。




「さっきのことなんだけど。」




「ん、名前のこと?」




「そうそう。」




あぁ、やっぱりね。


きっと聞いてくるだろうと思ってたよ。




「なんで呼び捨てしてほしかったんだ?」




心底不思議そうだね、瑠衣。









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