平凡少女の憂鬱


「帰るんじゃないの?」



「凛の仕事が終わるまで待ってるにきまってるだろ。」




・・・マジかよ。

なんで私が魔王様を待たなきゃいけないわけ。

せっかく喜んでたのにさ。




「どうしても待ってなきゃダメ?」



「ダメ。」



即答かよ。



「嫌って言ったら?」



「お前は俺達の奴隷だろ?」



はい、そうでしたー。

逆らっちゃダメなんですよねー。





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