平凡少女の憂鬱
「えっと、うん。独り言とでも思ってください。」
「・・・・。」
あ、なんか納得してなさそう。
すっごい視線送ってくるし。
「あぁ・・ほ、ほら、早くケーキ作らないと!ねっ?」
と、とりあえず話を変えよう。
その視線に耐えられそうにないので。
そう言うと悪魔君は渋々私から視線を外した。
あぁ、助かった。
というか、今気付いたけどケーキもう結構出来てるね。
いつのまにオーブン使ってたの?
気づかなかったよ、私。
それと、もうケーキが出来るまで話しかけたりするのやめておこう。
うん、そうしよう。おとなしくしてよう。