騙してみせて!
ナツエ
――――――…
徒歩10分。
走って5分の距離にある少し大きな公園。
駅からは遠いが、遊具が多いので地元民には穴場となっているここ。
日曜の今日は家族で来ている人達やカップルで賑わいを集めていた。
「あら、ナツエちゃんじゃないの。こんにちは」
「おばさん、こんにちは。サクラもこんにちは」
極上スマイルを作る。
これぞ、良い子の証でしょ?
話かけてきたのは、よくここで犬のサクラを散歩させているおばさん。
あることがきっかけに仲良くなり、よく話をする。
「今日も彼氏とデート? 仲いいわよね。羨ましいわ」
微笑ましく、おばさんは奥のほうにあるブランコの横に立っているナツエの"彼氏"を見た。
仲いいわけじゃないと思う。
付き合っている時間が長いだけ。
それって仲いいってことになるのかな…?
徒歩10分。
走って5分の距離にある少し大きな公園。
駅からは遠いが、遊具が多いので地元民には穴場となっているここ。
日曜の今日は家族で来ている人達やカップルで賑わいを集めていた。
「あら、ナツエちゃんじゃないの。こんにちは」
「おばさん、こんにちは。サクラもこんにちは」
極上スマイルを作る。
これぞ、良い子の証でしょ?
話かけてきたのは、よくここで犬のサクラを散歩させているおばさん。
あることがきっかけに仲良くなり、よく話をする。
「今日も彼氏とデート? 仲いいわよね。羨ましいわ」
微笑ましく、おばさんは奥のほうにあるブランコの横に立っているナツエの"彼氏"を見た。
仲いいわけじゃないと思う。
付き合っている時間が長いだけ。
それって仲いいってことになるのかな…?