星は輝く・・・


「ゆーみ、お望み通り、春野ちゃんヤッってきたよ~」





ダイチとエイタ、ユウは、嬉しそうに報告してきた。






「さんきゅ~。どう?アイツ泣いてた?」





「号泣だったぜ。近くで見ると可愛い顔してたから、マジラッキーだったよ」




・・・・・・ふん、あんな女の何が可愛いんだか。



あたしはあの女が入学当初から嫌いなんだ。


派手なメイクに巻き髪だったアイツは、皆から注目されていた。


良い噂もあれば、悪い噂だってたくさんあった。


まあ、その元凶はほとんどがあたしだったりするんだけどね。



渡辺心は、誰もが認める美人で、気が強いからあたしも少しビビッてた。

でも春野はそこそこのレベルだったから、文句付けるのに丁度良かった。



空に近い存在の春野が羨ましくて、憎くて、敵視してた。






「はいはい、それで、写メちょうだい。撮ってきたんでしょ?」





すると、ズボンのポケットから自分の携帯を取り出してあたしに渡した。




手慣れたように携帯の操作をして、フォルダを開く。







――――・・・は?何これ・・・・・・。




あたしは自分の目を疑った。
何度も確認してみるけど、その写真に写ってるのは、春野がダイチにレイプされている所だった。


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