星は輝く・・・
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準備も順調に進んでいる中、今日失敗しまくりの椿。
その尻拭いをするように心がぱぱっと仕上げたりしてた。
この二人は全部が±0。
女らしさで言うと、椿がプラス。
気の強さは心がプラス。
運動神経は心がプラス。
勉強は意外にも椿がプラス。
二人合わせて丁度いいって感じだ。
他の皆は帰っていくが、椿は教室の掃除をしていた。
もっと一緒にいたい気分だったから、俺は机の上に座って椿を眺めていた。
「で、なんで空は帰んないの?」
「俺がいたら邪魔?」
「別に、そういうわけじゃないけど・・・」
床に落ちてるゴミをほうきで掃き、ジュースを飲んで空になってるペットボトルを拾って、ゴミ箱に捨てる椿。
ドジだけど、ちゃんとこう言うのはするんだな・・・。
さっきからずっと不機嫌そうな椿。
唇を尖らせて、むっとしている。
「なんか椿、今日はご機嫌斜め?」
「なんで?」
「ずっと上の空じゃん。返事超適当だし」
「空が嘘つくからじゃん」
・・・・・・え、俺の所為?
嘘って何ついた?
そんな事した覚えがない俺は、椿が何の事を言ってるのが考えてみるけど、全く思い当たらない。
椿が不機嫌になってた理由って、俺が嘘ついたから?
「俺?嘘ついたっけ?」
「・・・ついたよ。多分ね」
素っ気無い返事に、俺は不安になる。
いくら考えても全然分からない。