星は輝く・・・

「・・・そーっだら何だよ・・・」



あー・・・マジこの女怖い。





「やっぱりね。ふ~ん、へぇ~。アンタがまさかねぇ~」





やっぱりニヤニヤ笑ってる。



俺馬鹿にされてんのか?







「しょーがない。あたしがアンタに協力してあげる!」





「は・・・?」





心は得意げに笑って、終始悪魔顔。




「で、何処までいったの?告白はした?」




本当に情報探りが好きなようで・・・。



この時の心はキラキラと目を輝かせている。
自分の事には無関心で、他人には興味津々。


いいような、悪いような・・・。





「昨日した」



「あ、そう。だから朝から椿が変だったんだ」




“アンタの事避けてたもんね~”とキツイ一言を添える。

そのことは言うな・・・。




「後は?勝手に手ぇ出したりしてないでしょーね」





「・・・・・・」





俺が無言になると、心は険しい顔をして、何したの!?と詰め寄ってきた。





「いや、別にすごい事はしてねーって!」





ただ抱き締めたくらい・・・?





「だから何したのよ?」





こえー・・・。
心の前では誤魔化しは命取りだと思い、“抱き締めました。手出してすんません”と謝った。




「マジで?なんだ。キスかと思った」




「き・・・!?そんな事出来るわけねーだろ!?」


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