星は輝く・・・
「・・・もしかして付き合ってんの!?」



やっと気付いたらしいリカちゃん。
大きな目をもっと大きく見開いている。




「うん、俺の彼女~」




「うっそマジ!!?椿ちゃんこんな変態と付き合っちゃっていいの!?絶対後悔するって!」




リカちゃんが真顔でそう言うから、空も“おい!!”って言って怒鳴った。






相変わらずリカちゃんは面白い。





空の部屋に入ると、いつも付けている香水のにおいがした。


あたしこのにおい爽やかだから好き。






あたし床に座って、背後のベッドを背もたれにした。



空はベッドに座っちゃったけど。






「で、話聞かせてくれるんだよね?」



「うん、いいよ。でもお前引くなよ?」




「今更引かないよ。どんだけ空の事知ってると思ってんの」



あんな事やこんな事まで、隅から隅まで聞いてきたのに、今更引いても仕方ない。





そして、空から全部聞いた。
今までのセフレの事とか、長谷川さんや二年の先輩の事。
キスの理由も。




「・・・てな感じ?コレ聞いて引かなきゃ普通じゃねーよ」





意味もなくあたしの頭に手を置いて撫でる。





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