星は輝く・・・



「2人とも遅い~~~!」


すでに校門の前に集まっている、佳保が可愛らしく
頬を膨らませている。


「ごめーん!」

あたし達は謝りながらも大して・・・
と言うより、全然反省なんていていない。


早く渚に聞かなくちゃ。


「ねぇ、渚は?」


「おー、何か用?」


すると、渚が空の影からひょこっと顔を覗かせた。
渚はいつも通りにあたしに笑いかける。



・・・怒ってないの?


「なんだよ?」



「・・・ううん、なんもない」


「はー?変な奴!」


渚の方が変だよ・・・!


あれはあたしの勘違い?
いや、でも相当怒ってたように見えたけど・・・・・・。


まぁ、渚が怒ってないなら、いっか!

< 9 / 161 >

この作品をシェア

pagetop