未来日記に憧れて
a Raining Day
「お弁当の中身、どうしよっかな~♪」
3回目のデートまであと2日。私は昼休みにネットを開き、お弁当の中身を考えていた。
「やっぱり卵焼き!?最近はキャラ弁なんかも流行ってるよね。でもこれは子供向けか」
などと独り言を言っていると、同期の美加ちゃんが通りかかり
「何をそんなに楽しそうに見てるのかな?」
少しイタズラめいた笑みを浮かべ画面を覗き込んでくる。
「ちょっと料理の勉強を……と思って」
苦し紛れに答えると、美加ちゃんは少しガッカリした様子。
「なんだ。面白サイトでも見つけたのかと思ってた」
「美加ちゃんは料理とか興味ないもんね」
「そうそう。日本一家事の向かない私に料理なんて無縁よ」
美加ちゃんは肩をすくめて答えた。
「あ、そだ。最近面白いサイト見つけたんだ」
そういうと私の持っていたマウスを動かし、アドレスを入力し始める。
「何?」
「コレコレ!昔、未来日記ってあったじゃん。知ってる?それをネット版でやってるの」
その言葉に一瞬ドキっとしてしまう。
「今このカップルが実験中らしいんだけど、なかなかいい感じだと思うのよね」
「えっ!?」
少しして表示された画面には一枚の写真が映し出されていた。
カップルが手を繋ぐ後ろ姿。その他の写真も遠くから撮影されている上、顔の部分はぼかされて誰かわからないようになっているが、それは確かに私と守さんの姿だった。
「凄いよねー。テレビの時はやらせじゃないかって噂があったけど、コレはどうなんだろ?」
美加ちゃんの言葉が遠くに聞こえた。
あれ、確実に私達……だよね。守さんはこの事を知ってるんだろうか?ってか何であんな風にネットに流されてるの!?いつから!?コレ見ると最初っからだよね?じゃああの運命の恋人をってサイトは??それに私、これからどうしたらいいんだろう?
あの写真を見て以来、私の頭の中は混乱するばかりだった。
そうこうしているうちに明日は日曜日。
どうしよう……行かない方がいいのかな?でも、守さんも知らずにいたら……。よし!明日行って守さんに話そう。
そう決めて私は当日を迎えたのだった。
3回目のデートまであと2日。私は昼休みにネットを開き、お弁当の中身を考えていた。
「やっぱり卵焼き!?最近はキャラ弁なんかも流行ってるよね。でもこれは子供向けか」
などと独り言を言っていると、同期の美加ちゃんが通りかかり
「何をそんなに楽しそうに見てるのかな?」
少しイタズラめいた笑みを浮かべ画面を覗き込んでくる。
「ちょっと料理の勉強を……と思って」
苦し紛れに答えると、美加ちゃんは少しガッカリした様子。
「なんだ。面白サイトでも見つけたのかと思ってた」
「美加ちゃんは料理とか興味ないもんね」
「そうそう。日本一家事の向かない私に料理なんて無縁よ」
美加ちゃんは肩をすくめて答えた。
「あ、そだ。最近面白いサイト見つけたんだ」
そういうと私の持っていたマウスを動かし、アドレスを入力し始める。
「何?」
「コレコレ!昔、未来日記ってあったじゃん。知ってる?それをネット版でやってるの」
その言葉に一瞬ドキっとしてしまう。
「今このカップルが実験中らしいんだけど、なかなかいい感じだと思うのよね」
「えっ!?」
少しして表示された画面には一枚の写真が映し出されていた。
カップルが手を繋ぐ後ろ姿。その他の写真も遠くから撮影されている上、顔の部分はぼかされて誰かわからないようになっているが、それは確かに私と守さんの姿だった。
「凄いよねー。テレビの時はやらせじゃないかって噂があったけど、コレはどうなんだろ?」
美加ちゃんの言葉が遠くに聞こえた。
あれ、確実に私達……だよね。守さんはこの事を知ってるんだろうか?ってか何であんな風にネットに流されてるの!?いつから!?コレ見ると最初っからだよね?じゃああの運命の恋人をってサイトは??それに私、これからどうしたらいいんだろう?
あの写真を見て以来、私の頭の中は混乱するばかりだった。
そうこうしているうちに明日は日曜日。
どうしよう……行かない方がいいのかな?でも、守さんも知らずにいたら……。よし!明日行って守さんに話そう。
そう決めて私は当日を迎えたのだった。