未来日記に憧れて
Someday
新しい場所、新しい部屋。少し歳をとった私はそこにいた。
駅徒歩5分の新築マンション。2LDK。
「守~?早くしないとトラック来ちゃうよー!」
私は段ボールを開けながら叫んだ。
「わかってるって」
大きな荷物を両手に守が入ってくる。
「それよりさー、香奈の荷物多くない!?」
「そんな事ないよー!守の方こそよくわかんないもんいっぱいあるじゃん」
「よくわかんなくないだろー!」
「早くしないと電化製品とかのトラックも来ちゃうんだから、急いでよね!ってかそんなに持って大丈夫?」
「大丈夫だよ。おわっ!?……っと、セーフ!」
「ほら~。せっかく新しいんだから傷つけないでよ」
あの日から動き出した私達の時間。
もう未来からの日記は届かないけど、これからも2人の日記は増えていく予定だ。
fin.
駅徒歩5分の新築マンション。2LDK。
「守~?早くしないとトラック来ちゃうよー!」
私は段ボールを開けながら叫んだ。
「わかってるって」
大きな荷物を両手に守が入ってくる。
「それよりさー、香奈の荷物多くない!?」
「そんな事ないよー!守の方こそよくわかんないもんいっぱいあるじゃん」
「よくわかんなくないだろー!」
「早くしないと電化製品とかのトラックも来ちゃうんだから、急いでよね!ってかそんなに持って大丈夫?」
「大丈夫だよ。おわっ!?……っと、セーフ!」
「ほら~。せっかく新しいんだから傷つけないでよ」
あの日から動き出した私達の時間。
もう未来からの日記は届かないけど、これからも2人の日記は増えていく予定だ。
fin.