血姫~殺し屋と不良

電話を切った後は視線のいたさに気づいた

まぁあの空気で電話に出るなんてKYよね・・・


さぁ仕事。


「ぢゃぁ帰るはね?」

「帰るんですか?先生にお伝えしましょうか?」

と樹。嫌味か・・・。面倒くさい


「理事長にサボると言えばィィからいいわ。御気遣いありがとう」

私も嫌味たっぷりで返す

「理事長がそんなこと許すと思うの?」

あらごもっともな返事ね。

「何なら呼びましょうか?」といってプライベート用の携帯を出して『慧斗10秒以内にこないとあのことばらすわよ?』と脅して電話を切った。


まわりは唖然。


バンッとドアが開く音が聞こえたと同時に慧斗が息を切らしてるのが見えた。


「御疲れ」

「凛テメェ~」

少し息を整えて慧斗は

「何のようだ」と聞いてきた

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