血姫~殺し屋と不良

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目の前には高層ﾋﾞﾙ

まわりには誰もいない


昼なのに高層ビルに囲まれて光が届かないビルの裏口


裏口から入り社長室へと足を進める

ｺﾝｺﾝ
「失礼します」


目の前には黒のｿﾌｧｰに足を組んで座っているMy　Master

「主人、仕事終了しました」

主人はﾄﾝﾄﾝと自分の隣へくるようにｿﾌｧｰを叩く

「御疲れ様。それと主人って呼ばないのｫ～」

口を尖らして甘ったるい声を出す玲

「ﾊｨﾊｨ。で何のようですか玲様」

呆れ気味で聞く

「様いらなぃ~敬語も却下ァ~」

私はﾊｧと溜息をつき

「本当に玲は主人なの？」

と呆れ言ってしまう