血姫~殺し屋と不良
「うん。甘いのは凛にだけだよ」
といって次は自分の膝をトントンと叩いて座るように指示する
私は玲の膝のチョンと座る
「凛・・・」
玲は私に抱きついて今にも消えそうな儚い声で私を呼ぶ
「玲どぉしたの?」
私は玲に尋ねる
玲は私を抱きしめる力を強めて
「凛は俺の。何処にも行かないでくれ。」
まるで私が何処かへ行くみたいな言い方ね・・・
「私が何処へ行くの?私は玲のものよアノ日から・・・ずっと・・・」
アノ日・・・玲と私が出会ったこと
玲は私の存在を認めてくれたから・・・・
ダカラ私は貴方についてきた
いやコレからもついていく・・・
このときはずっとそぅ思っていた・・・・