樹の下で、君を想う。



「美由おはよーっ」

「おっはよー麗奈!」

麗奈は相変わらずハイテンションだ。


「そうそう美由」

「ん なぁに?」

「私さっき拓真くんと挨拶しちゃった///
 まじ嬉しいっ」




…そうだった。
麗奈は私が恋をする前に

拓真を好きだったんだ



それでも私は拓真を好きでいたかった

友だちのために諦めるなんてできなかった



ごめんね?麗奈





誰かを傷つけてまで
この恋を得るのは
いけないことだったのかな?
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