青空ノート。
ったく。
この荷物は何だよ・・・。
両脇に抱えたクソでっかいカバンからはカチャカチャと音がする。
これぜーんぶ母さんのメイク道具。
「ほんと助かるぅ~!」
甲高い笑い声。
こいつ、俺の事に持つもちにさせやがった!!
「なんでこんなにあんだよ。」
「しかたないでしょー。お母さん化粧すんの『生きがい』だったし。」
なんだよ!生きがいって!
すると、バックが誰かに当たった。
「あー・・・すいません・・・。」
・・・・・あ。
そこには昨日見た『青唯』がたっていた。
こいつにぶつかったの?俺。
『青唯』も俺だとおもってビックリしてる。
しばらく、俺たちは固まっていた。
動きようにも動かねぇ。
動けよ!俺の足ィィィ!!