青空ノート。


「そうだけど。何。」

『サイテーだね。』


テメーに言われたくないんですけど。


『でも、そーゆーとこ葉子さんに似てる』


「・・・。」


『なんか答えないの?』


「・・・。」


またノートを見せてくる。
『なんで?』





「自己紹介もねーのに馴れ馴れしくすんな。」

「しゃべろよ。」


するとそいつは唇を紡いだ。



「おい。」
「しゃべろ。」


親父が止めようとしても俺は続ける。


「しゃべ・・・。」





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