ひまわり
やっと質問タイムが終わった。
あっ…
そろそろ知美さんがお店を始める時間だ。
あたしも早く帰って、手伝いしないと…。
早く終わらないかなぁ。
「学級委員決めるぞ!
やりたい奴か推薦しろ!」
誰もやらなそー
あたしもやりたくないけど。
「はいはい!
俺、柊さんがいいと思う!」
はぁ?
何であたし?
お前がやれよ!
人に押し付けんな。
「私も、柊さんがいいと思う!」
「はぁ?
何言ってんの?
自分がやだからって人に押し付けないでくれる?」
「麗!
落ち着いて!」
落ち着けないから!
やりたい奴が勝手にやってろ。
あたしは、暇じゃないんだから!
「まぁ、麗ちゃんの言うことにも一理あるね」
おっ!
木下くん、いいこと言うじゃん!
「じゃぁ、俺がやるよ」
「そうか
木下やってくれるか!
ありがとな!」
「副委員長は、あたしやります!」
未来がやるなんて超意外だなぁ。
さて、決まったし。
帰るだけだ。