ひまわり













「朝から追いかけて来た
最初は、あたしに奏の事聞いてただけだけど?」












「何て聞かれた?」












「奏と付き合ってるかって…」













何だろう…。



胸が痛い気がする。






変なの…。









「麗は、何て答えた?」











「付き合ってないって…」











「ふーん
まぁいい…。
麗って意外に鈍感だな?」













あたしが鈍感!?






嘘でしょ?




自分では、自覚ないんだけど…。












「鈍感じゃないし!」













「鈍感だろ、絶対
あ、もう放課後になってるな
早ぇな…。」




















本当だ。





奏といると時間を忘れてしまう。




時間が経つの早いと思ったの始めてだなぁ…。






でも、こういうのいい…。















ブーブーブー













「あ、メールだ
ヤバ、仕事だ!
麗、俺行くな
何かあったら電話しろ!
ワンコールで出てやるから」




















ワンコールって…。





まぁ、奏らしいね。




奏も大変なんだ…。





あたしも家帰ったらお店手伝わないと。







知美さんの身体に負担が掛かっちゃう。




















「仕事、頑張って!」



















「あぁ、お前もな!
じゃあな!」




















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