君が笑うなら


小さい頃は、
幸せだったんだと思う。


残念なことに
記憶も写真も無いが…
幼少時代を思い出そうとすると
とてつもなく懐かしく
心があたたまる思いになる。



事態が一変したのは、
父親の変貌からだろうか。



いや、
俺が幼すぎて
気づいてやれなかっただけかもしれない…


母親の、涙に。

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