君が笑うなら

バキッ


ドゴッ


本格的な殴り合いが始まる。
飛び散る血と、
増えていく無数の痣。


「な…ぐふっ、なんだってんだ!?
お前、あの子知ってんのか!?」

「はあ…っ
かわいーと思わねーかだと!?
…おもうよ
思ってわりーかよ!」


バキッ

「ぐはぁっ」


「くそっ
なんだって…あいつなんだ
なんで他の奴じゃ…
なんだよこんなん
いらねーよ!」


ドゴッ


「っはぁ!
わけわかんねーこと
ほざいてんじゃねーよ!」


バキッ



殴り合いはしばらく続き、
やがて2人とも
その場に仰向けになった。

< 26 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop