君が笑うなら
バキッ
ドゴッ
本格的な殴り合いが始まる。
飛び散る血と、
増えていく無数の痣。
「な…ぐふっ、なんだってんだ!?
お前、あの子知ってんのか!?」
「はあ…っ
かわいーと思わねーかだと!?
…おもうよ
思ってわりーかよ!」
バキッ
「ぐはぁっ」
「くそっ
なんだって…あいつなんだ
なんで他の奴じゃ…
なんだよこんなん
いらねーよ!」
ドゴッ
「っはぁ!
わけわかんねーこと
ほざいてんじゃねーよ!」
バキッ
殴り合いはしばらく続き、
やがて2人とも
その場に仰向けになった。