miNi★Girl





「あの子、
笑顔は合格だな」

この事務所の一番偉い人。
……つまり、
diamond eggの社長が
あたしが出ていった後の
ドアを眺めながら言った。

「まぁ、少し
もったいないですけど…
ほら、例の‘あの子’も
入ってきますし…ねぇ。」

あたしは事務所内で
そんな会話が
行われているなんて
知るよしもなく、
軽い足取りで
家路を急いでいた。


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