Limit love
「………」
10分もしないうちに上がってきた。
お風呂上りの湊はやっぱりかっこよかった。
まだあってから1時間もたたないけど
そのかっこよさはだれでも見れば納得できる。
お風呂上りで首にタオルをまいて
髪を乾かしながら出てきた。
水も滴るいい男…
これがいちばんぴったりなんじゃないの?
ってゆうかこの言葉はこの人のために作られたのかと
思うくらい風呂上りの湊は色っぽかった。
男のひとにも色っぽいってあるんだな…
あたし女だけど色っぽさぜんぜんないのに…
なんか悔しい。
「なにじろじろ見てんだよ」
「あっごめん」
「なにが色っぽいだ…聞いてるこっちが恥ずい」
「えっ?」
なんであたしが考えてたことわかるの?
心を読めるの?
もしや、エ、エスパー?!
「おもいっきり声でてんだよ」
え?
あたし声に出しちゃってたの?
うっわ恥ずかしい…
「何?」
恥ずかしさでもぞもぞしだしたあたしの
腕を湊がつかんだ。