Limit love
苦しかった…悲しかった…
叫んでも誰も助けてくれない。
あたしを助けてくれる人なんて誰一人いない…
嫌がるあたしを殴ったり蹴ったり…
あたしは心も体もぼろぼろだった。
男たちは抵抗できないあたしを笑いながら
痛めつけた。
「精神的にきつかった。
きついって次元じゃなかった。
追い討ちをかけるようにお父さんとお母さんは
交通事故で死んだ……」
二人があたしの唯一の支えだったのに…
大好きだったのに…
あたしを置いて先に逝っちゃった。
あたしも一緒に死にたかった。
一人にしないでほしかった。
神様はひどいよ…
あたしの味方は誰一人いなくなった。
だから今日あたしは飛んだ二人に会いに行くために…
なのに…あたしは死ぬことさえ許されなかった。
「ひくよね…」
スベテを話し終わって目に涙をためて
自嘲気味にわらった。