Limit love
それから1時間近く勇希さんたちと話してた。


勇希さんたちはとても優しい人で、



人見知りなあたしでも楽しく話すことができた。



湊のファンクラブの事が気になってつい調子に乗って
ガンガンに聞いてしまった。



聞いた話によると
湊は1日3人以上から告白されるとか…



ファンクラブの子達は毎日ラブレターを送って
熱烈ラブコールとか…




そんな非日常的なことにあたしは驚くことしかできなかった。



湊、モテモテじゃん…



ちょっと不安が膨らんでしまったけど、




湊の友達と話すことが嬉しかったし、
すごく楽しかった。


みんな緊張してるあたしに
気を使ってくれたんだとおもう。
途中にお笑いのネタやって笑わせてくれたり、
あたしを中心に話をまわしてくれた。



みんな大人っぽくって、
当然1個上なんだけど、年の離れたお姉ちゃん
ってかんじで優しくて綺麗だった。


あたしにとって湊がお兄ちゃんで、
勇希さんたちがお姉さんかな。




本当のお姉ちゃんになってほしいな…なんて
おもっちゃうほど、みんな優しかった。


あたしもみんなみたいにいつか綺麗に
なりたいな…


ずっと女同士で話してたから
男の子たちとは会話は全然無かった。




湊も一緒になって男の子たちとじゃれてたから
あたしはそれを見ながら自然と
口元が緩んでしまった。



あんまり楽しそうにしてるから、
子犬同士がじゃれてるように見えた。


そんなこといったら湊が怒りそうだけど…


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