Limit love
嫉妬
____________ ガチャ…
「ただいま~」
あれ?
”おかえり”が聞こえない。
いつもなら湊がおかえりって言ってくれるはずなんだけどな…
「湊~?」
靴を脱いで湊の部屋に向かった。
「スー……」
ん?
「湊?」
「寝てる…」
お昼寝したのかな?
もう夕方になっていたからすこしだけあいたカーテンの隙間から空が夕焼け色に染まっているのがみえた。
湊はスー…っと静かないびきをかいてスヤスヤと
気持ちよさそうに寝ていた。
寝顔が子供みたいに可愛くて、
思わずギュっとしたくなった。
「湊…」
無性に湊が恋しくなった。
目の前に、湊がいるのに…
遠く離れているような気持ちになった。
「湊…」