Limit love
「きゃっ」


湊の頬を触りながら名前を呼んでいたら、
手を引かれ、
気がつけばすっぽりと湊の胸に収まっていた。


「ん…?」


湊…寝ぼけてる…


それより…


「苦しい゛……」


湊の起こさないように優しく胸をたたいた。


それでも寝ぼけて抱きしめる力を強めてくる。


「みーなーとー……」


「ん?」



パチッと目を開いた。



「あ、おかえり」



「…ただいま」



この体制でおかえりじゃないよ…

っておもったけど、


あんまり優しく笑いながらいうからつられて
言ってしまった。

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