Limit love
「さてと、やりますか」


湊が高校へ行ったのを確認し、
皿洗いをはじめた。


それから部屋に掃除機をかけ、


洗濯物を乾して、


夕食の仕込みをした。


一人で全部するのは大変だったけど、


やりがいがあって楽しかったし、



何より新婚さんみたいでウキウキだった。


「ふぅ~つかれたぁ~」


ある程度家事をすませ、
リビングのソファで休憩した。


ポチッ…


テレビを付けると、もうお昼の番組がやってて
時刻は11時を過ぎた頃だった。


「なんだろう……」



なんか忘れてる気がする…


なんだろう……


いったい、何を忘れているのだろう…


うーん…


わからない…



いっぱい動いてのどが渇いたので、飲み物を取りに
冷蔵庫を開けた。



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