Limit love
1分もたたず女が帰ってきた。



たしか鈴香だっけ?




そしてもじもじしだした。




「だからなんだ」




「えー…ですから帰り道がわからなくて…
っていうかまったく知らない場所で…あたしお金持ってないし…あのぉ非常識なのわかってるんですが…こ、こちらに泊めていただけないでしょうか…」




「……。」




やっぱりこいつバカだな…




ふつう初めて会った男の家に泊めろなんて
いわねぇよな…まぁでも帰れないんだしな。




「あぁ。とりあえず風呂入れ」

なんか濡れてるっぽいし…

風邪ひくだろ?


「えっ?いいんですか?ありがとうございます!!
えっと、お風呂先に入ってもいいんですか?」




オレが泊まっていいって言ったとたん
ぱぁっと明るくなった。




さっきは暗くてよく見えなかったけど…
よくみたら世間一般的に可愛い顔だった。



っていうより…可愛い…





「入ってこいよ」




「はーい。でわ…」






のん気な返事をして鼻歌を歌いながら
遠慮することなく風呂場にいった。




ジャー…


シャワーを浴びてる音が妙に響いた。












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